伊勢神宮の以外に知らない別宮

伊勢神宮は外宮と内宮に分かれているのは有名ですよね。正式には外宮から内宮に回るのが正式な
お参りの仕方とされます。
伊勢神宮社内にもまた別宮がおおきくわけると4つほど(正確には10)あります。
外宮と内宮以外の別宮のご紹介をしていきます。

 

荒祭宮
荒祭宮は内宮正宮北方にある。別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされます。
荒祭宮を「荒魂を祭る宮」の意味とするのが定説です。
荒祭宮は内宮に月讀宮、月讀荒御魂宮(月讀宮内)、伊佐奈岐宮(月讀宮内)、伊佐奈弥宮(月讀宮内)、
瀧原宮、瀧原竝宮(瀧原宮内)、伊雑宮、と別宮の中で第1位とされます。
他の別宮よりも社殿が大きく、神御衣祭(かんみそさい)は外宮(豊受大神宮)では行いませんが、
内宮正宮と荒祭宮では毎年5月と10月に行います。
内宮正宮参拝後に参拝するのが正しいとされています。

 

月讀宮
「月読宮」と略字表記される場合も。
月讀宮は外宮(豊受大神宮)から約3.8km、内宮から約1.8kmの五十鈴川中流域の中村町にある
内宮別宮。祭神は月讀尊(つきよみのみこと)。「つきよみさん」とも呼ばれるが、
同じく「つきよみさん」と呼ばれる外宮別宮の月夜見宮の祭神「月夜見尊」は本別宮と同じ神とされています。。
向かって右(東)から月讀荒御魂宮、月讀宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮と並んでいますが、
参拝は月讀宮-月讀荒御魂宮-伊佐奈岐宮-伊佐奈弥宮の順が正しいとされる。

 

瀧原宮
略字を用いて「滝原宮」と表記される場合も。
瀧原宮(たきはらのみや)と瀧原竝宮(たきはらならびのみや)の2つの別宮があります。

 

伊雜宮
略字を用いて「伊雑宮」と標記される場合も。
伊雑宮は荒祭宮、月讀宮、瀧原宮に次ぐ順位とされる。祭神は天照坐皇大御神御魂。

大まかに前述した正式な参拝経路は

1、外宮→内宮
2、外宮→猿田彦神社→内宮
3、月夜見宮→外宮→猿田彦神社→内宮→月讀宮
4、二見興玉神社→外宮→猿田彦神社→内宮→月讀宮→倭姫宮→月夜見宮

となるようです。

 

実際に1日で参拝しようと思うと無理な工程になってしまうと思いますので、
数日に分けてゆとりをもって参拝できるといいですね。